はじめに
虜人日記は太平洋戦争中に小松真一が体験した命懸けのドキュメントです。1944年からの3年間の戦地の体験を、フィリピンの捕虜収容所内で記した戦争第一次史料です。
ただ、平和な時代に育った私たちには、80年近く前の戦地をイメージ出来ないという事も多々あります。
文庫本の活字だけでは伝えきれない「臨場感」をYouTube動画でお伝えします。
動画内には、未公開のカラー絵、当時の写真、フィリピンの移動地図、そして効果音などがふんだんに盛り込まれています。
80年の時を超えてあの時、あの場で起こった虜人日記の世界が今日に蘇ります。
書籍「虜人日記」をより深く読み解く上でも、大いに役に立つことでしょう。
下記からチャンネル登録よろしくお願いします。
期間:1944年2月12日~’45年3月30日
命を受けてから戦地へ、退廃する日本軍、決死の島めぐり、爆撃下での活躍
真一達は、米軍や現地ゲリラからの攻撃を避けるため、椰子の葉でカモフラージュした海上機動部隊の船でフィリピンの島々を移動した。
第1章YouTube動画リスト
●ステージ1: 台湾より内地に引き上げ
真一達が乗船した「おうりょく丸」
内地帰還、
海難
(紙の書籍 P10-12)
軍属拝命、
出発
(紙の書籍 P14-18)
●ステージ2: 危機感の欠如したマニラに赴任
1944年、太平洋戦争の真っただ中
戦争とは全く無縁の国に来たようだ。
軍管理事業部、
和知閣下の印象
(紙の書籍 P18-21)
文官
武官
(紙の書籍 P21-23)
べビューホテルの生活
(紙の書籍 P24-26)
ブタノール工業中止
(紙の書籍 P36-37)
●ステージ3: 決死のレイテ行き、島めぐり
バコロド
セブ行き
レイテ島
(紙の書籍 P38-42)
オルモック
イピイル酒精工場
大編隊
(紙の書籍 P42-45)
セブに帰る・第二回セブ空襲
セブの街、灰となる
(紙の書籍 P46-48)
イロイロ行きの船い便乗
マニラに帰る
(紙の書籍 P48-51)
ステージ4: 空爆、ゲリラ攻撃下のネグロス島で酒精生産にまい進
マッカーサー率いる米軍がフィリピン再上陸
レイテに敵上陸
ネグロス行き
コンソリの大空襲
河野少将
(紙の書籍 P52-55)
ロペス酒精工場、コンソリの爆撃に大破
タリサイ工場でウィスキーの製造、
昭和二十年一月元旦
(紙の書籍 P67-71)
タリサイ酒精工場大爆撃
(紙の書籍 P71-73)
インフレーション
タリサイ街道
(紙の書籍 P79-82)
レイテ島よりの漂流兵
山岳戦の用意
六航通ファブリカで椰子油を搾る
(紙の書籍 P84-85)
米軍ネグロス島に上陸
(紙の書籍 P89-92)
期間:1945年3月30日~9月1日
米軍上陸と同時に逃げ込んだ山岳ジャングルで、
投降まで爆撃・飢餓との闘い
十分な食料も地図もない中、5カ月間もの間、未開のジャングルで真一達はサバイブできるか!?
第2章YouTube動画リスト
入山
(紙の書籍 P97-100)
羽黒台の生活
敵の攻撃
日本軍の火力
(紙の書籍 P100-103)
山地自活
食用野草の講習
コンソリ峠
(紙の書籍 P103-106)
卑怯者
切り込み隊
攻防戦を高見の見物す
(紙の書籍 P106-109)
内閣総理大臣 鈴木貫太郎の放送
羽黒台陣地死守
軍医衛生兵の代用
羽黒台退却
(紙の書籍 P110-114)
無名稜線の生活
兵団参謀部勤務を命ぜらる
現地自活研究指導班の誕生
現地物資利用講習要旨
現地自活建設隊の誕生
(紙の書籍 P114-118)
坪井隊追及行
(紙の書籍 P120-124)
地獄谷
マンダラガン縦断路
大和盆地へ
芋蔓取りの切り込み隊
(紙の書籍 P124-128)
乾燥糧秣の製造
蟹釣り
行き倒れ
(紙の書籍 P129-131)
糧秣運搬
追いはぎ
河原の生活
(紙の書籍 P132-134)
蛙捕り、
電気イモとヘゴトロ、
燕を食う、
帰らぬ兵
(紙の書籍 P134-139)
ジャングにて敵の放送、
人肉を食う、
地獄谷、
食を求めて
(紙の書籍 P139-142)
大和盆地から御嶽山へ 登り口の絶壁
(紙の書籍 P2-3のカラー絵より)
食糧あと1週間分となる
(紙の書籍 P148-152)
糧秣あと1食分となる
(紙の書籍 P152-154)
希望盆地、
希望盆地を通過する人達
(紙の書籍 P155)
虱と赤虫、
塩
(紙の書籍 P156-158)
食生活、
東大文学部 学徒出陣で来た下士官
(紙の書籍 P162-164)
人間性悪説
(紙の書籍 P166-168)
終戦
(紙の書籍 P166-168)
サンカルロスへ、
坪井隊大尉へ会う、
軍使
(紙の書籍 P171-174)
期間:1945年9月1日~’46年12月8日
敗戦と同時に捕虜となり、収容所内での生活。同胞そして米兵を観察、戦争と日本人自身を見つめ直す。
準備中
まとめ
この動画集では、「虜人日記」の書籍だけでは、イメージしにくいパートを一部をYouTube化しました。
さらに関心のある方は、「虜人日記」の全ページが収録される書籍も手に取っていただければ幸いです。